通信系作業ブログ:#3 ミッション

自分たちの衛星では通信系が独自にミッションを掲げており、以下のミッションは通信系のシステムだけで基本的には動作する仕組みになっています。

<音声ダウンリンク>

衛星内部のメモリーに音声の波形データが保存されており、地上局からの指示に従い保存されている音声データをFM電波に乗せて発信する。地上では一般的な無線機のFM受信機能により音声として受信することが可能。

<大容量通信>

今回の衛星では開発のスケジュールの問題よりカメラの搭載がかなわなかった。その埋め合わせとして、大容量のデータを地上と衛星でやり取りできる仕組みを搭載した。このミッションは今後の衛星におけるカメラデータのダウンリンクと電話回線が届かない場所で活動する探査機のデータハブとしての役割を検証するためのものだ。大容量通信では、地上から様々なファイルをパケットに分解し衛星にアップリンクする。衛星ではアップリンクされたデータを衛星内部のメモリに保管する。衛星内部に保管されたデータは地上局よりファイル名を指定することで衛星よりダウンリンクされる。

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